15 移民局OFIIへ行く(後半)
1年目の思い出 15
【14前半の続きになります】前回での移民局OFIIでの窮地からの脱出!そのあとの心情の変化をマンガにしてみました。未だにかるーくトラウマです(笑)
相手の言ってることが分からないなら、分からないなりにそれを推論できる力っていうものが、当初まるっきりなくて、
だいたい、わざわざ60ユーロの切手をネットで買って、印刷して、ちゃんとクリアファイルにシワにならないように入れて準備しといて、渡すタイミングもあの場所しかないと、少し考えれば分かるだろ!
って今になって思いつつも、スレてない昔の自分が可愛く思えたりもする。
この後、自分の不甲斐なさを棚に置いたまま、まるっきり記憶から消去して、OFIIやこのおっさん、ひいてはフランス社会に対して無性に腹を立て、
語学学校の来たばかりでまだOFIIに行っていない同級生たちに、
「あのおっさんには気をつけたほうがいい。すごく冷たい態度されるから」
と注意をふれ回っていたが、その度、
「そこまでではない、むしろ感じよかった」
と言い返される際の同級生への敗北感。
「そうなの?俺だけなの?」という悲しさ。
おっさんにしろ、同級生にも負けっぱなしであった。
今となっては、いい思い出です。よかった。よかった。