パリ漫!ソレコマール

30歳超えて衝動的にフランスのパリに住み始めました。

18 やさしさの理由

1年目の思い出 18

語学学校での、先生と生徒の距離の近さに、おおらかな雰囲気を感じて、自分も馴染んでいきたいなと思いました。。それでもって、そんなおおらかな雰囲気の中で、僕の示す優しさやおおらかさは他の人とは、なんか違うんじゃないかと思った話です。

語学学校の雰囲気

優しさって何

 先生を敬称なしにニコラと呼びかけるのに、はじめの方は抵抗があって、「なにか違う言い方があるのでは?」と周りを伺っても、躊躇なくみんなが「ニコラ、ニコラ」と友達のように言うので、「ここは俺も!」と勇気を出して言うと、当たり前なんだけど普通に受け入れられて嬉しかったのを覚えてます。

 

 そして、それはつまり、30歳を過ぎた自分は、一回り以上も年下の同級生に呼び捨てで話しかけられるということなんですが、それは結構すんなり自分の中で納得して受け入れられた、どころかむしろ、嬉しさすら覚えるのは、自分の精神年齢の低さから、来てるんだろうと思ってます。

 

 そんな、年齢の垣根の低さから和気あいあいとしてる雰囲気の中で、自分は相手への好意の表し方がどうも下手くそで、みんなが自然にやってることができず、(何てことはない誰かが困ってると助けるとか連絡を取るとかそんな些細なことを率先してやること。)できるのはお願いされた雑用を引き受けることのやさしさアピールだったして、それはどうも自分の卑屈な性格からきてるものらしく、徒労感しか残らなかったり。

 

 海外に行けば、「フレンドリーな人間関係でストレスフリー」なんてものは虚像に過ぎず、個人の性格により、そんでもって、性格しだいでは結局、日本でのストレスと同じものを感じると、身も蓋もないことを知りました。

 

 人間関係ってのは、難しいものです。はああああ。