20 手巻き寿司パーティーの罠

1年目の思い出 20

違うクラスの日本人に手巻き寿司パーティーに誘われました。手巻き寿司という食べ物の魅力と、友達と思ってくれてるんだという嬉しさで、二つ返事でパーティーの仕切りを引き受けた時の話です。

まぁそこさえ目をつぶれば、手巻き寿司は美味しかったし、みんなとたくさん話せて、たくさん飲んで楽しかったんですが、帰宅してから、ずっーと考えて、利用された感が拭えず、嫌な気分が続きました。

彼女からしてみたら無自覚でやってるんでしょうし、何が悪いの？って寝耳に水なわけで、話しても平行線なのは見て取れたので、「ぼくたちはまるで一生交じり合わない星のようだね。」ってロマンチックに考えて（笑）、この件は忘れることに成功しました。

ちなみに留学生の手巻き寿司パーティーの類義語にタコ焼きパーティーとお好み焼きパーティーがあって、どれもパーティーっていうキャッチーな言葉の裏に、甘いお菓子が骨を蝕むように、巧妙な罠がしかけられてる場合が多いので、危険を察知したらそれ以上立ち入らないのが生きる知恵です！