23 誕生日に墓地で図らず大発見
1年目の思い出 23
自分の誕生日の11月1日に、パリのペール・ラシェーズ墓地で思いがけない発見をした話です。このペール・ラシェーズ墓地ですが、43ヘクタールの敷地とのことで、ヘクタールの単位がよく分からないので、調べると、東京ドーム9個分らしいです。それぐらい広くて、著名な方も眠ってらっしゃいます。
諸聖人の日とはカトリック教会の祝日で、全ての聖人と殉教者を記念する日で、フランスではお墓参りして、花を供える日で、お盆みたいなもんらしい。
犬の日からの大躍進で、一気に神聖な日になってしまい、しかも祝日という。思いがけず、子供の頃に思った、「ぼくの誕生日が祝日になりますように」というバカな夢が叶って、その偶然というか、巡り合わせというかに大興奮でした。
ただ、興奮のままに友達に電話でそれを伝えると、反応の薄いこと、塩いこと(笑)
ヨーロッパの墓地というのは、なんだか日本のとは雰囲気が違って、同じように不気味ではあるんだけど、カラッとしてて、なおかつ歴史を感じられるのが面白いです。
特にこのペール・ラシェーズという墓地が家から近いこともあってよく行きます。迷路のように、狭い道が広い敷地に入り組み、考えごとなんかして歩いてると絶対迷います。しかも静かなので、迷うと一人きりで取り残された感があり、切ない気分にさせられ、なんだかクセになります。
しかも、ここの丘の上から、パリの全景が見渡せ、それが夕刻どきならびっくりするほどにキレイなので、オススメです。
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