彼の三ヶ月と俺の三ヶ月

 ４コマ日記

一年限定のワーキングホリデーのビザで滞在中の日本人の友人、すでに九ヶ月が経ち、残すところもあと三ヶ月。三ヶ月なんてもうすぐだと思ってしまった自分だが、よくよく考えてみると。。

 

　自分自身を振り返ると「海外生活一年目」は、たくさん嫌な目にあったり、面倒な手続きが煩わしかったり、自分と改めて向き合わなきゃいけない辛さからか、やたら長く、濃い一年だったように思えます。ただの一週間先の予定が永遠に感じられることも。それが嫌な予定であればあるだけ。

　数年間、フランスに住み、街や生活にもある程度慣れた今の自分のこれからの三ヶ月間と、彼の何もかもが初めての体験で、試行錯誤して生活しなければいけない三ヵ月間は根本的に違っていて、彼はきっと濃い毎日を過ごすんだろうと考えると、なんだか、平坦な日常を生きている自分が少し退屈だと思ってしまうし、もう二度と戻りたくないと思っていた一年目の苦労を今している彼が少し羨ましかったです。