パリ漫!ソレコマール

30歳超えて衝動的にフランスのパリに住み始めました。

和太鼓の反対

4コマ日記

思っている以上に和太鼓は外国人を惹きつける何らかの魅力があるようで、人気があるとはどこからともなく聞いてはいたが、ある日、日本びいきの友人が和太鼓を一緒に習いに行かないかと誘ってきた。

フランス人の和太鼓人気

 和太鼓をする人が苦手

 昔から、なぜか和太鼓という存在を避けてきたのは、理由があった訳でもなく、なんかやだという本能で、そこから漂う何か自分に絶対的に合わないものを感じ取ったからだと思う。そんな本能で嫌ってきた和太鼓にフランスという海外の地で人生で一番接近されたのだから面白い。

 感覚的に嫌だと感じてだけなので、なぜ自分が和太鼓を嫌いなのか、理由を瞬時に挙げるのは難しい。それでは、和太鼓の代わりに何をしたいのか考えた時に思いついたのが、コレ。カゴを頭からかぶった虚無僧スタイルで尺八を吹く。という時代劇とかで一度くらい見たやつ。和太鼓やるなら、カゴかぶって尺八習いたいと虚無僧を画像検索して写真を見せながら説明すると、なぜ和太鼓をしたくないのかの説明になったようで、それ以上、追求されることはなく、彼はなぜカゴを被ってるの?と聞かれた。

 その場をしのぎ、あとで、虚無僧スタイルでの尺八と和太鼓についてよく考えてみた結果、和太鼓の体育会系で何だか練習が厳しそうってのは勿論、マッチョな下地にヤンキーな雰囲気が漂う、勝手なイメージが今まで和太鼓を遠ざけてきた理由なのだと結論付け、虚無僧スタイルの尺八に関してはそこに精神的マッチョさ、ヤンキーさが微塵もないことでその理由を裏付けた。

 だって、誰が吹いてるかさえも分からないんだものな。それに大勢で集まることもないし、演出に凝ることもないだろうから、控えめでいいな。と思った次第です。