パリ漫!ソレコマール

30歳超えて衝動的にフランスのパリに住み始めました。

14 潜入!!ふくろうカフェ

フランス人と行く日本旅行 14

ピエールがどうしても行きたいと言う、ふくろうカフェへ行く。僕自身も〇〇カフェと名乗るものは、メイドも猫も行ったことないので、ふくろうが初めてってことでそれなりに緊張してドアを叩く。

渋谷にあるふくろうカフェ

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 二千円での非日常感。動物園の檻越しでふくろうと看板に書いてあるのに見つけられずひっそりと隠れて背景に同化したふくろうを不意に発見してびっくりするぐらいのふくろうしか実際に見たことないので、こんなに間近でしかも指先でそっと撫でることも出来るなんて、特にふくろうが好きだったわけじゃないし、触れたかったわけでも、もっと近くで見たいと思ったこともなかったが、嬉しいじゃない?ピエールもなんだか人生の重大な目標が叶ったかのように目をキラキラさせてた。こんなふくろう尽くしの30分なんて今までの人生に普通ないもんな。さぞかし、濃密な時間だったはず。自分だって、30分過ぎて外に出た時には、多幸感に満ち溢れ、近くにもしあればまた絶対に来ちゃうなと思ったぐらいで、ニワカながらも今じゃすっかり動物界のふくろう推しになったわけ。

 そうなると、今まで、理解できなかったことに合点がいくもんで、もしこのふくろうが歌って踊って握手までしてくれるなら、CD何枚か買うし、一晩、添い寝してくれるっていうなら、ドンペリでも開けようかなって気にもなる。世の中、ジグソーパズルのように、需要のでっぱりには供給のへっ込みがうまいことはめてある。