パリ漫!ソレコマール

30歳超えて衝動的にフランスのパリに住み始めました。

中華系スーパーの罠

4コマ日記

フランスのハンバーグは牛肉100%。それも食べるが、やはり、合い挽き肉でパン粉と玉ねぎのつなぎの入ったふっくらで肉汁ジューシーの日本のハンバーグの方が好きなので、なんとか豚のミンチを手に入れようと動き出すんです。

パリで日本食材が売ってるところ

 パリの中華系スーパーは安くておすすめ

 パリには何箇所か中華街があり、そういう地域には大型の中華系スーパーがドンと店を構えてる。中華食材はもちろん日本食材もおいてあり、僕も月2回ぐらいの頻度であれこれ買いに行くんだが、そのたびにここ最近は、いつも合挽ハンバーグのレシピが頭にあるわけです。

 ただ普通のスーパーでは売ってない豚ミンチを購入し、買い物終了というわけにもいかず、、「ここまでわざわざ来ておいて、豚のミンチだけじゃ勿体ない」と思いながら、店内を見渡すと、白菜があり、生姜があり、餃子の皮が置かれてる普通ではない光景が、手に持ってる豚ミンチがここの白菜と生姜に混ざり合って、あの皮に包まれたら、と想像を掻き立てられるんです。その時点で、頭にあった合挽ハンバーグのレシピを破り捨てて、買い物かごにポン酢を入れてしまう不思議な現象。

 餃子も好きだが、合い挽きハンバーグも同じだけ好きなのに、普通のスーパーとは違うアジアの品揃えに興奮して、あれもこれもと買ってるといつの間にか餃子の材料を買ってるってことになり得る。

 餃子は食べないという確固たる意志を持っていないと、いつまでたってもフランスでは合挽ハンバーグにはありつけない中華系スーパーの罠。