パリ漫!ソレコマール

30歳超えて衝動的にフランスのパリに住み始めました。

黄色いベストの裏通り

〇〇〇〇事情

2018年の11月から始まったGilets Jaunes(黄色いベスト)を着たデモ活動は、パリで激しさを増してきてます。

黄色いベスト活動

幸せの風景

 テレビで、夕暮れ時の薄暗いパリの街で、車が何台も燃えて、賑やかな通り沿いのお店のガラスが壊される様子だけを見ていると、こっちに住んでいても物騒だと感じてしまうけども、例えば、もし自分が日本にいて、このデモ活動の様子を断片的にテレビで見るだけだと、防災頭巾かぶって、逃げ回る市民を想像して、まるで戦争でも起きたかのような印象を持つだろうと思う。

 そんな中で隣の大通りで起きるデモ隊と警察の衝突と、窓から見える人たちのクリスマスの迫った真っ当な週末を過ごす姿とのギャップに面を食らったのは、自分の中で興味深かった。よく考えれば、なんというか皆んな普通に政府に怒ってデモしたり、クリスマスツリー買ったり、イルミネーションにワクワクしたり、動かなくなった地下鉄に文句言ったり、たまに車なんか燃やしちゃったりもするけど、ごく当然の日常を普通に過ごしてるってわけで、その行為にあまり差なんてないのかも知れないなと思ったこの頃です。