パリ漫!ソレコマール

30歳超えて衝動的にフランスのパリに住み始めました。

29 みんなの口癖ピューターン!

1年目の思い出 29

街を歩くと、耳に入るピュータン(Putain!)の言葉。当時は綴りもわからず、この言葉の意味を辞書なしで歩いて調べることになった経験です。

putain

フランスの罵倒語

 フランス人がひた隠しにしたこのピュータン(Putain)と言う言葉。意味はわからずも、ピュータンと発せられた音に、怒りや不満が織り込まれてるのを感じ、そう言う言葉なんだと肌身で知った、貴重な経験でした。

 このピュータン(Putain)という言葉、辞書で調べると、「売春婦、尻軽女」などを意味する書いてありますが、日常生活で使われるそれはそこまでの意味はなくて<ちぇっ、くそ>などのの驚き、軽蔑、怒り、失望などを示すらしいです。あまり、いい言葉ではないので、使用上の注意はありますが、ふと口から出る時に、それはかぶれてるということなんでしょう。

 この他にも、Gros mot と呼ばれる下品な言葉、罵倒語は、日本語に比べるとたくさんある気がします。その上、日本語で「このクソ野郎!」なんてあまり言ってて気持ちよくないと言うか、舌に引っかかりがある中、コナール(Connard・馬鹿野郎)とかサロ!(Salaud・ゲス野郎)なんて、流れるようで言って気持ちいいんもんだから、そりゃ怒りとともに言ってやりたくもなるってもんです。口に出して読みたいフランス語。あまり、腹に溜め込まないで怒りをさらっと口に出せる国民性も、フランス語の言葉のなせる技かも。