パリ漫!ソレコマール

30歳超えて衝動的にフランスのパリに住み始めました。

51 モー娘。とスコリモフスキー。

1年目の思い出 51 映画のあれこれ

フランス生活一年目に通っていた語学学校のオーラルの授業で、先生が、いきなり皆んなの恋バナをプレゼンしてみてという。恋愛系の話にほぼほぼ興味のない僕がパッと思い浮かぶのが、敬愛するつんくの書くハロプロの歌詞だが「好きな人が優しかった♡ピース!」と30を過ぎたおっさんが発表するのもいかんだろうと思い、捻り出したのが、、

パリの語学学校の授業内容

モーニング娘。をパリで語りたい

 ポーランドの巨匠、イエジー・スコリモフスキーの「アンナと過ごした4日間」という映画、これ、日本にいたとき縁があって公開された年の一年で五回も映画館で見たし、もちろんDVDも購入したほど思いいれがあったので、ハロプロの歌詞の次にふと思いついたんです。

 しかし、あらすじだけ話すと、結構な気色悪さで、周りの生徒がキャッと小さな悲鳴をあげ、先生もなぜこの映画を話したの?と奇怪なものを見るような顔して僕に質問したのが忘れられない。しかも、スコリモフスキー、日本で実際起きた事件を参考にシナリオを作ったらしく、それを説明すると余計にドツボにハマる。日本人って。。って。慌てて、この映画の素晴らしさをまくしたてようとするが、一年目のフランス語能力では到底無理で、ただただ、みんなを引かせてしまうプレゼンになった失敗例。

 クラスメイトにとんだサイコパス野郎とレッテルを貼られかけたが、本当は、「青春の1ページって地球の歴史からするとどれくらいなんだろう?あ〜あ、愛しいあの人、お昼ごはん何食べたんだろう?」と思うタイプだとあの場にいた人達に言いたい。どうせ悲鳴があがるならそっちにすれば良かった。といまだに思う。 

 

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