27 語学力アップの秘訣 02
1年目の思い出 27
音読がダメならと語学の達人のユウコさんが、教えてくれた、お金のかからない、いつでもどこでも出来て、かつ会話力が抜群に上がるという、とっておきの語学勉強方法のお話です。
それは、架空のフランス人のお友達を脳内で作り、そのフランス人と常に会話をすると言う突拍子もない方法で、相手になりきり言葉を発し、それを自分自身で投げ返す。壁当てキャッチボール方式。
今から野菜を切りまーすとか、こっちのきゅうりって日本のよりでかいと思わん?とかいっつもコンタクトを付けっ放しにして寝ちゃうよ。とか僕が言うのに対して、包丁で指を切らないでね、とか、きゅうりもそうだけど、茄子もでかいとか、コンタクトは高いからもういっそメガネに変えたら?なんて返答するのも、全部、ぼく。はたから見たら滑稽でも、これが海外一人暮らしの心の隙間にぴったりハマって、楽しくて、楽しくて。
やがて、カフェの店員とも友達になりたいなぁと思い、一人追加で、カフェでの注文やちょっとした近況をお話し、同級生や先生との会話の予行練習のために、脳内に追加、レストランを予約するため、ちょっと意地悪設定のフランス人を作り出し。しまいには恋愛に発展するかどうかの微妙な人物を設定し、駆け引きを楽しむようになったところで、我にかえり、自分の気味の悪さに気づき、脳内人物も一斉消去し、事なきを得ました。
何事もほどほどが大事。人物は一人まで、会話も30分程度に収めるのが長続きのポイントです。まぁでも、できるなら現実のお友達をたくさん作って、本当の会話を楽しむことを並行してやるのが、フランス語にも精神衛生的にも良いのが当たり前でしょうね。