パソコンが壊れた④ 日本人特有の思考？

４コマ日記

パソコンが壊れた③の続きになります。

ようやく自分自身を説得させて、パソコンを買う決意を固めた。

 

　自分に散々言い訳して納得させて浮かない気分のまま買ったパソコンではあるけれど、神様的には新年早々、こんな高額なものを買ってる自分は浮かれきってる側の人間と判断して、この後の一年間何かしらの罰を用意してくれてるような気がしてならないのは、きっと、自分の性格というよりは日本人特有の思考な気がする。おっかない。おっかない。くわばら、くわばら。

　昔、伊勢海老やカニや生牡蠣やらの盛り合わせを前にうちの亡くなった祖母は美味しそうと言わずに、バチが当たると言って苦々しい顔をしていたのを思い出す。その時は素直に喜べば可愛げがあって、ご馳走する方も嬉しいのにと思っていたが、今になってなんとなく気持ちは分かる。

　店を出た途端に交通事故に合うんじゃないかとか、必要以上に左右確認をして、階段を滑り落ちないよう一歩一歩を踏みしめて、地下鉄で手に抱えたパソコンを奪われないように、俺のアップルのビニール袋を一瞬でも見る輩からは距離を置き、なんなら座席を変えたりしながら、目をギラギラさせて家まで帰りました。