パリ漫!ソレコマール

30歳超えて衝動的にフランスのパリに住み始めました。

子供の頃の変な妄想

4コマ日記

子供の頃から、僕はなんだか変な妄想を持っていて、宇宙の果てはどうなってるんだろう?とか、自分が生まれる前の自分はどこにいるんだろうという類の、答えのない考えで、子供の頃は眠れない夜にそれが襲ってくるとものすごく怖かった。

子供の頃の妄想

子供の頃にやった落ちたら死ぬゲーム
時間が止まる妄想

 「この世の全てが一秒ごとに100年間時間が止まるとしたら」という妄想は、実際、どこかで見たり聞いたりしたわけではなく、勝手に自分で設定した、いわば、歩道の縁石の上を歩いて、落ちたら死ぬという馬鹿げたルールを自分に課して安全なスリルを味わう誰もが子供の時にやった遊びのようなもの。100年という設定もいま思うとすごく子供っぽい。

 ただ、宇宙の果てや、自分が生まれる前の自分はどこにいたの?といった誰もが知らないミステリーを入れ込んだのがマズかった。はじめの頃は、面白おかしく大人たちに話してたのに、みんなが、「実際そうかも知れないね。」「宇宙の全てが止まってるなら、誰も本当のことは分からないね。」と言うものだから、急に怖くなったのを覚えている。

 今になってこのことを思い出し、10秒間何もせずにボケッとした後、「1000年時間を無駄に過ごしてやった!」と虚勢を張ることが出来たので、少しは成長できてると嬉しくなったが、正直言うと、全く恐怖を感じないわけでもない。いまだにこの呪縛からは抜けきれちゃいなかった。

 いつか完全に縁石の上を歩いて死ぬーと言いながら必死にバランスをとらずに済む日は来るんだろうか?